2007年5月25日
各位
石川県生活協同組合連合会
会長理事 横山 和男
能登半島地震中間報告A
能登半島地震発生から5月25日で2ヶ月がたちました。全国の都道府県連、生協、事業連合より温かいお見舞いや義援金をお寄せ頂き誠にありがとうございます。生協連に寄せられました義援金は石川県知事へ贈呈(第1次)しましたので、中間報告Aとしてお知らせいたします。
1.能登半島地震義援金
(1)義援金贈呈 全国の都道府県連、生協、個人から石川県生協連へ寄せられた義援金は 5月25日現在 120件 42,783,359円 になります。
*石川県生協連では、5月9日、石川県庁を訪れ、全国の生協の仲間の皆さんから寄せられた義援金1千万円を石川県谷本知事に贈呈(第1次)しました(写真)。
義援金はコープいしかわ500万円、コープ北陸300万円と合わせて1,800万円を贈呈し、能登半島地震災害の被災者のために役立てて欲しいと、義援金を寄せていただいた全国の皆さんの思いを伝えました。
第2回目は6月13日に贈呈する予定です。
(2)義援金の配分について
石川県から4月25日、義援金の配分についての基準が出されました。
義援金の配分基準(人的被害及び住家被害)
(1)人的被害
@死亡 400,000円
A重傷者(要治療見込み日数が1ケ月以上の負傷) 350,000円
(2)住宅被害(生活の本拠である住家の世帯主に配分)
@全壊 700,000円
A大規模半壊・半壊 350,000円
B一部損壊 15,000円
2.被災地のこれから
・被災地では334戸の仮設住宅が建てられ、5月20日現在320戸(318世帯718人)の引渡しが終わっています。慣れない仮設住宅での生活がはじまり、身体と心のケアが今後も継続して必要になってきます。また、被災地は高齢者が多く自宅の自立再建が難しいという問題があります。輪島市では住民の意向を聞きながら、公営住宅の必要戸数や福祉対応型の集合住宅、戸建ての公営住宅など建設形態を検討していくとしています。
・今回の地震で奥能登を支える漆器産業や酒造産業、商店街など地場産業が大きなダメージを受けました。これら産業の再建が地元にとって大変重要です。また、能登は観光地でもあり、能登半島地震により大きな打撃を受けました。風評被害を払拭し、観光地能登をどう取り戻すかが今後の大きな課題です。
・皆様の温かいご支援を賜りながら、能登は頑張っています。
現在、能登のほとんどの宿泊施設等は営業を再開し、4月27日には能登半島の大動脈である能登有料道路が全線開通いたしました。能登半島のやさしい自然も人情も健在です。皆さん、ぜひ元気になった能登へお越しください。
*最終報告についてはまとまりましたら送らせていただきます。
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