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大規模災害対策学習会を開催しました(2013.2.1)

石川県生協連主催 大規模災害対策学習会を開催しました。

講師の五十嵐さん

2013年2月1日(金)、労済会館 3Fホール 
石川県生協連主催の大規模災害対策学習会は、行政から6名(石川県危機対策課1、県民生活課1、金沢市危機管理課2、白山市防災安全課1、小松市防災安全センター1)生協から25名(コープ北陸6、コープいしかわ14、学校1、事業連1、県連3)が参加し開催しました。 
 みやぎ生協専務理事スタッフの五十嵐桂樹氏を講師に迎え、「東日本大震災からの学び~みやぎ生協のBCPについて~」をテーマに講演いただきました。
 

五十嵐さんは、東日本大震災でのみやぎ生協の被害、災害時に生協が行ったこと、その活動は日本生協連・全国の生協・お取引先の支援が支えてくれたことなど、経験をとおした貴重なお話をされました。

グループの判断を説明する参加者

 また震災時の教訓から、継続すべき事業の優先順位を明確にし、行政との振り返り会議の実施や、全役員・所属長からのレポートを基に、使えるBCP策定の取り組みを行っていることなどが報告されました。
 次にクロスロードゲームは、宮本紀夫企画運営委員の進行で行いました。クロスロードゲームは災害時、自分自身で意思決定をしなくてはいけない岐路に立った時、より効果的な判断ができるようにするための訓練として行いました。 第1問は「あなたは共同購入配達担当者。大きな地震の後、大津波警報が出た。ラジオでは30分くらいで津波の第1波がくると報じている。今日の配達予定にはいつも利用されている足の不自由な組員がいる。組合員宅まで10分はかかる。」
  A.組合員宅へ行く   B.配達を中止し避難する。
まずAかBかを自分で判断し、グループでの意見を出し合います。この時に自分と異なる判断をした人の判断の意図をよく聞きくことが大切で、チームの中での合意形成を図り発表します。 その他、センター長、店舗店長の立場での設問や被災地へのボランティア支援の設問など全部で6問あり、そのつど五十嵐さんより体験をとおしての的確なアドバイスをいただくことができました。
 アンケートから、行政参加者は「みやぎ生協の話を聞き、民間でもこれだけ震災に取り組んでいることを知り、業務の参考になった」「東日本大震災の経験を踏まえたお話をお聞きし、災害時の備えを行う上で有意義であった」生協参加者からは「クロスロードゲームの設問に対して、みやぎ生協五十嵐さんの意見が聞けたのは大変良かった」などの感想が聞かれました。