石川県消費者団体連絡会・(財)食品産業センター主催
2011年11月22日(火)、
石川県勤労者福祉文化会館2Fホール、佃食品(株)
石川県消費者団体連絡会と(財)食品産業センター共催で、消費者がHACCPの価値を理解し認知することを目的にセミナーと工場見学会が開催され、生協連から4名が参加しました。
○セミナー 「食の安全・安心」HACCPってなぁ~に?
消団連構成団体会員・市民から31名が参加し学習しました。
講演①
「食の安全・安心につながるHACCPシステム」と題して社団法人日本食品衛生協会、技術参与小久保彌太郎氏より、「HACCPシステムは米国で安全な宇宙食をつくるために考え出された。今では安全な食品をつくるための国際標準になっている」とし、安全な食品をつくる4原則や実際にHACCPシステムを導入した場合の日常の作業、衛生管理について話されました。
また、今年6月に発生した生食用牛肉の食中毒事故を受けて、馬肉以外に生で食べられる肉は存在しないことと、生食用肉の危害分析ついて説明がされました。
講演②
「HACCPてなぁ~に?」と題して、ハウス食品(株)品質保証部課長 佐合徹也氏より、ハウス食品の紹介、レトルト食品の造られ方、HACCPの実践例について紹介され、HACCPの基本的な考え方は「検査」ではなく、「監視」する、ずっと見張ることであること、また「重要管理点」、ゾーニング(壁の向こうは別の国)の管理などわかりやすく話しされました。
○工場見学
金沢版HACCPの認証施設である佃食品大場本社工場を訪問し、代表取締役佃一成氏よりHCCP計画 点検分野の管理ルールなど取組みについて報告をいただき、その後工場内を見学しました。