2012年10月3日、石川県地場産業振興センター本館大ホール
2012年は国連が定めた国際協同組合年です。石川県JA中央会、生活協同組合連合会、中小企業団体中央会、漁業協同組合、森林組合連合会、北陸労働金庫の6つの協同組合組織が実行委員会を結成し、協同組合組織を広く県民にアピールすることを目的に記念大会を開催しました。
まずオープニングアトラクションとして、金沢能楽会による加賀宝生(能)が上演されました。
記念式典では安田舜一郎実行委員長(JA石川県中央会会長)が協同組合の基本理念である「共助」を大切に、協同組合の飛躍、発展のため、すべての組合員・役職員が共に手を携えて前進していこうと挨拶し、続いて谷本正憲石川県知事からご祝辞をいただきました。実行委員の紹介に続き横山和男副実行委員長(生協連会長理事)が大会宣言案を読み上げ、拍手で承認されました。
記念講演は作家で全国国際協同組合年副実行委員長の童門冬二氏が「前田家にみる協同組合精神『恕』」をテーマに講演を行い、『恕』(じょ)とは相手を思いやることであり、他人の立場に立ってものを考えることであるとし、協同組合の精神にも通じると話されました。当日は実行委員会構成団体から約500名が参加し、本大会を契機にさらに連帯し、地域に根ざした協同組合運動に邁進することを確認しました。