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第43回石川県消費者大会(11.12)に参加しました。

高橋久仁子教授

石川県消費者大会実行委員会(生協連、労福協、連合石川、食とみどり、i女性会議・金沢くらし、石川県消団連など10団体で構成)は、11月12日(月)労済会館ホールにおいて約140名の参加により第43回消費者大会を開催しました。生協連からは21名が参加しました。
今回の大会は、食に関する情報が氾濫する中での健康食品、特定保健用食品等の効用などについて取り上げ、「食べ物情報 ウソ・ホント!?~氾濫する食情報を正しく読み取るために~」をテーマに群馬大学教育学部教授の高橋久仁子さんを招いて講演を行いました。

宮下代表幹事の挨拶

まず宮下登詩子実行委員長が開会挨拶を行い、ご来賓として石川県県民文化局県民生活課課長金戸清外志氏と金沢市市民参画課課長の山下範泰氏からご祝辞をいただきました。次に青海万里子実行委員が「食の情報旗上げクイズ」を行い、和んだ雰囲気の中、参加者に食情報に興味を持っていただき講演へつなげました。

旗上げクイズで和やかな雰囲気の会場

 講演では、高橋教授が「食べ物や栄養が、健康や病気へ与える影響を過大に信じたり評価することを『フードファイディズム』と言います。さも健康に好影響を与えると騙るなど、誇張したり偏った情報の提供で、消費者は期待や不安をいだき『それさえ食べれ(飲め)ば万病解決、食事制限や運動せずに痩せれる』などの誤った理解に陥り、かえって健康を害するケースもあります。」また、健康食品で健康は買えないことや、特定保健用食品の効果は非常に限定的であることなど指摘され、「人の健康は、栄養と休養と運動のバランスが調和することで維持されており、食情報のカラクリを見破る賢い消費者となってほしい。」と消費者の健康願望に付け込まれない目を養うことが必要であるとしました。会場からは質問の多く出され、いかにマスコミの食情報に惑わされているかが伺えました。最後に宮下亮実行委員が「食情報を正確に読み取り、コマーシャルに惑わされない賢い消費者であって欲しい。」と挨拶し閉会しました。